Casitaというトレーラー

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Casitaがうちに来て、もうすぐ最初の車検になる。

 

Casitaというのはアメリカのテキサス州でつくられたキャンピングトレーラー で、

鎌倉にある、トランキルグローブが日本の代理店となっている。

16ftという長さは日本の事情には丁度よく、このトレーラーを購入するにあたって、

幅5mの駐車場を敷地に作って、横に2台停めている。

自宅に面した道路は4tトラックも難なく入ってこれるくらいで、乗用車のすれ違いもなんとか出来るというくらいの幅があるので、問題はなかった。

しかし、国道のバイパスにつながる裏道になっていてわりと車が通るので、車庫入れのたびに車が来ないかそれが気になっている。

一度バックして車庫入れを始めると2度、3度と位置を修正したりして、そんなことしているうちに車が来てしまう事もある。位置が決まってしまえば、切り離しには1分もあれば大丈夫なので、申し訳ないけれども、その時は構わず切り離し作業をさせてもらう事にしている。

なぜトレーラーなのかと言えば、牽引車のランドクルーザー70が気に入っているからで、もうかれこれ20年になるのだけど、こんな車に乗っているとトレーラーを牽くのが夢になっていた。地球のどんなところでも走って行けるような車だけれど、残念ながらこの車が走る道の殆どは日本の舗装された道路で、言ってしまえば、こんな四輪駆動車が好きだから乗っているとしか言いようがない。

Casitaは乗用車でも引っ張ることができるみたいだけれど、こんな四輪駆動車かアメリカのピックアップトラックが相応しいと思う。
キャンピングトレーラー には大きくヨーロッパのものとアメリカのものがあり、それぞれ設計思想が異なっている。
アメリカのそれは連結するためのトレーラーヒッチに掛かる重さが大きい。

なので、Draw-Tite社のヒッチメンバーを使用している。これは約2tまでのトレーラーと180kgのヒッチ荷重に耐える表示があるけど、それでもヒッチメンバーの一部が少しだけ歪んでいる。Casitaは自重1tぐらいしか無いと思うけれど、車には結構ストレスがかかっているかも知れない。

そんなこんなで、家にとめておいてもしょうがないので、出来るだけ引っ張ってゆくようにしている。

すると、旅のスタイルがおおきく変った。ゆっくりゆっくりと走っては、サービスエリアや道の駅で休憩する頻度が多くなった。高速道路を走っても70km/hぐらいが丁度よく、国道をトコトコ走る事も多い。国道1号なら、箱根を超えて浜名湖の先ぐらいまで走り、伊勢湾岸道刈谷PAで寝てしまう。富士五湖を越えて松本から日本海を経由しても良い。目的地まで最短で結ぶ旅ではなく、どちらかと言えば青春18切符で行く、普通列車の旅と言った所だろうか。

ゆっくりなので、いろんな場所に立ち寄って、食べるものが楽しみになる。点と点がいくつもの線になって日本列島という面になって行けば良いと思う。もうそうなると、旅のスタイルと言うより人生のスタイルで、たとえそれが伊豆までの短い旅であっても、もうCasitaなしでは何か落ち着かなくて、物足りなさを感じてしまうようになってしまった。